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第一回Happinessセミナーレポ・中小企業の『組織開発』やりがちな失敗と抑えるべき3つのポイント・後編

第一回Happinessセミナーレポ・中小企業の『組織開発』やりがちな失敗と抑えるべき3つのポイント・後編 写真

2021年4月21日に弊社初主催のHappinessセミナーと題したウェビナーを開催しました。本セミナーは、組織開発に取り組む人事・マネージャー・経営者様を対象とした学びの場として毎月1回開催し、多角的な面から組織開発のポイントをお伝えしていくことを目的としています。また、聞くだけではなく、同じ課題を抱えた参加者同士のグループトークを交えた意見交換を行うことで、短時間で学びを定着させると同時に、『他社はこんな取り組みをしているのか』『自社の施策は成功しているのだな』などの気づきが得られる、組織の枠を超えた横のつながりが生まれるように設計しています。

 

本レポートはその後編にあたる、組織開発において抑えるべき3つのポイントを弊社代表・羽山がレクチャーしたパートをお送りします。

 

前編はこちらから:https://pallet.work/news/seminnar/2021/05/07/happiness-seminar01/

 

まず組織開発とは?

本題に入る前に、まず組織開発の定義を明確にします。組織開発とは、組織は完成されたものではなく、人の出入りによって常に新しい組織になるため、その時のメンバーと共に開発し続ける対象であると定義します。組織開発を行う上で、下図のようなプロセスを使うとうまくいくということが明らかになっています。

 

 

 

このプロセスを継続的に回し続けることが組織開発がうまく回るポイントであり、またこうした意識的な取り組みを行っている会社は業績向上にも直結しているという研究データも取れています。

 

やりがちな失敗と抑えるべき3つのポイント

では実際に上記プロセスを行う際に、やりがちな失敗と抑えるべき3つのポイントを紹介します。ポイントは下記の3点です。

 

1.システムを導入したけれど上手く回らない場合

まず抑えるべきポイントは「解決したい問題はなにか?」という目的の明確化です。現在どのような組織風土があり、今後どのような組織風土にしていきたいのかを明確にすることが第一に大事なことです。では組織風土とは何で出来ているかというと、大きく分けて仕組みとシステムで形成されており、人事評価制度とはシステムに寄ったものです。多くの企業において、目的の明確化をするだけでシステムを導入せずとも、仕組みを作るだけで解決される課題が多いと羽山は語ります。

 

人事評価制度を入れて解決したいことは何かを聞くと、「理念を浸透させたい」「頑張っている人にもっと頑張ってほしい」という声をよく聞きます。こういう風に育って欲しいという人物像があるが、それが社員に伝わっていないので、人事評価制度を通して評価されて育てたいと会社が思っているだというメッセージを票制度を通じて伝えたいだ!と仰るのですが、それはシステムが解決することではなく、仕組みで解決できること。例えば3ヶ月に1回うちの会社はこういう理念なだよと伝える場を設ければいいだけの話であったり、『こういう人を育てたいんだよね』と思っていることを1on1で伝える仕組みを整えればいいところを、300万から500万の投資をしてシステムを入れなければいけないんだという頭に最初からなっていらっしゃらないでしょうか?というところがポイント。 

課題や目的に対して全体のコミュニケーションデザインを考える。人事評価制度ではなく、朝会をすればいいのでは?会議体を整えればいいのではないか?など、指揮命令系統を整えれば解決することもあります」

 

 

すぐ実行できるアクションとしては 

①「目的はなにか?」 

「具体的に実現したい姿は?」を言語化 する。

②コミュニケーションデザインを描く 

 

ということがこの課題に対してのポイントです。

 

2.「何か意見があったら言ってもいいよ」と言ってるのに意見が出てこない

ここでのポイントは自社の「心理的安全性」に着目する ことです。

 

「そんなことやって意味ある?」「なんでそんなこと言うの?」「言ってる意味わかってるの?」などの会話がされいる場合は心理的安全性が高くない状態かもしれず、メンバーが意見を言う勇気をくじいてしまっているかもしれません。チャレンジングな意見に対して「いいね!」「やってみよう!」となるところは心理的安全性が高い組織と言え、意見が活発に出やすい傾向があります。

 

「いっぽうで人類は生命維持のためネガティブにフォーカスしやすい生物です。仕事が出来る人ほど、ダメなところに目が行きフィードバックしやすいものです。なので、マネジメントの観点としては思考のトレーニングが大事。 メンバーのいい所にフォーカスするようにトレーニングし、ポジティブなフィードバックが出来るようにするトレーニングすることが重要です」

 

すぐ実行できるアクション としては

①承認される言葉を伝える。「いいね!」ということを言葉にして伝える 

②「なぜできないの?」から、「どうする?」という問いかけにする。 

 

「フィードバックは即時伝えると効果大! 」と羽山は更なるポイントをを伝えます。

 

3.全社メッセージを伝えているのになかなかな届かない

 

コミュニケーションは 1onNと1on1でデザインすることがポイント。

 

「全体に伝えるとみんな分かっているように見えても、実際は個人の受け取り方にはバラつきがあります。なので全体ミーティングのあと1対1で理解度を確認するためにも、1on1で『どう感じた?』や、『分からないところはなかった?』など聞くことが大事です」

 

すぐ実行できるアクションとしては 

①メンバーの話を5分聴いてみる

②1on1をやってみる

 

 

まとめ

組織開発とは地道で長い時間が必要ではありますが、上記ポイントを抑えながら一つずつ積み重ねるように的確なアクションを起こすことで、必ず変化を起こして行けるものです。本セミナーが組織開発に奮闘するすべての方の一助になれば幸いです。システム導入以前に対話が大事だということはお伝えしましたが、対話(1on1)にもポイントがあると羽山は語ります。

 

次回テーマは「1on1」5月19日(水) 開催決定!

というわけで次回のHappinessセミナーは、ヤフー株式会社にて人材開発・組織開発に携わり、「1on1ミーティング」を中心としたマネジメント手法の全社展開をリードした後、2020年8月よりLINE株式会社に入社し、組織開発責任者を担当しておられる小向洋誌氏をパネラーとしてお迎えし、『失敗する1on1 成功する1on1』というテーマで開催いたします。1on1をやってみたものの、うまくいかない…そんなご担当者様への一助となる内容となっております。みなさまのご参加、お待ちしております!

 

開催日:2021年5月19日(水)16:30~18:00

場所 :ZOOM

参加費:無料

詳細・お申し込みはこちらから→https://peatix.com/event/1903719/view

 

羽山へのセミナー依頼・各種メディア取材依頼はこちらからお願いします→https://pallet.work/contact/