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これからの会社員とフリーランス ~HOW TO WORK~前編

 2020年10月2日、仙台協立第1ビルRENEWAL・COMPASSオープン内覧会の特別トークイベントに、弊社代表の羽山がパネラーとして登壇させていただき、「これからの会社員とフリーランス HOW TO WORK」という議題で、約1時間30分ほど熱いディスカッションを繰り広げて参りました。

 

今回イベントのファシリテーターを務めてくださったのは、株式会社All Black Inc.代表取締役の稲垣耕治さん(写真左)

 

そして羽山と一緒にパネラーとして登壇したのは、(株)JTBに在籍しながらONE TOHOKUの運営メンバーとして活動していらっしゃる写真右の手島彗さんです。(以下敬称略)

 

 

フリーランスを経験したのちに会社を設立した羽山と、パラレルワーカーとして活躍されている手島さんの二人を迎えて、様々な切り口で会社員とフリーランスのこれからの働き方について対談した本イベントですが、今回はその中から一部テーマを抜粋し、対話形式でお届けします。

 

 

テーマ1:会社員とフリーランス、自由なのはどっち?

 

手島「僕はどっちもだと思います。結局自分次第で、性格的なところがある。僕は元々あれやこれやと制限されるのがニガテな性格だったので、どこにいても自由でいたくて抜け道を探して自由に生きているので、自分次第で(会社員でもフリーランスでも自由に)なるのかな?と思います。」

 

稲垣「どっちか、というよりは『自分次第でどっちも』ということですね。」

 

 

羽山「私は会社員を卒業したのが5年前で、当時は東京で人事部長をやっていたんですよね。その時は毎朝8時に満員電車にゆられて通勤していましたけど、こちらに来てフリーランスになったら当たり前なんですけど自由なんですよね。時間や場所の制約はなくなりました。ですが、自由過ぎて自分の時間をコントロールするのが難しいということに最初に陥りましたね。それこそいつまでも昼寝しちゃうとか(笑)」

 

稲垣「まさにフリーランスだから時間を自由に使ってしまう、ということですね」

 

羽山「そうなんです。だからしばらくはこういう(COMPASSのような)スペースを借りて、『今日は10時にここに来る!』と逆に制約を設けていましたね」

 

稲垣「それおもろい(笑)じゃあ手島さんは、逆に『会社に行かなくていい』と言われたらどうなるんですか?」

 

手島「僕はマイペースなんで、眠い時は夜9時に寝て、朝2~3時に起きたりするんですよ。でも(会社行かなくていいと言われたら)逆に自分のペースでやれるからいいかな、と思いましたね」

 

稲垣「手島さんはどちらでもやれると」

 

手島「そうですね、僕はどっちでも自分のペースで生活を送れるかな」

 

稲垣「会場の皆さんでフリーランスをされている方で、羽山さんと同じ問題に陥った方ってどれくらいいますか?(会場で3名手を上げる)僕を含めて4名ですね。ちなみに僕はそれを『リハビリ』と呼んでいました。一回崩れたものを元に戻すからリハビリ(笑)

 逆に会社員の方で『定時があるから頑張れる』という方は何人いますか?(挙手あり)どっちが自由かって個人にもよると思うんですけど、実は僕も(羽山さんと)同じようなことになってはまったことがあったんですよ。それで最近『サラリーマン最強節』を謳っていて」

 

 

羽山「わかります、わかります!!最近わたしも学生さんとコミュニケーションを取っている中で、就職せずにフリーランスになって独立したいという子もいるんですね。それに対して『やめとけ』と(笑)まずは組織の中に入る事が自分の能力を最大化することが出来る手段だし、自由を謳歌出来るのも実は組織だよ言っています」

 

 

 

稲垣「JTBやインテリジェンス(現パーソル)って自由度があるなと思って聞いていました。地方のサラリーマンの自由度ってないなと思ったんですよ。僕も『サラリーマン最強節』を思っていて、それは手島さんを見ていても思うんですが『マインド』じゃないかなって思うんですよ。初めて会った時も(コロナの影響で)旅行がないから売上上げてません、会社も行ってませんって言っていたし」

 

手島「一応、週一では行っていますが(勤務形態は)選ぶことが出来ます。在宅ワークの話になりますが、あれも向いている人と向いていない人が分かれますよね。ワークライフバランスをONとOFFしっかり分けたい人にとっては、家にいて仕事と休みがグチャグチャになって「ワ―!!」ってなっちゃいますけど、僕の性格だとあまり生活と仕事を分けないので、結構好きなことをやっています。頭がグチャグチャになって疲れたらお茶を飲んで休むっていうことも出来る。大企業にお勤めの方でも、(在宅ワークになったら)子供がいて仕事に集中できないとおっしゃる方もいるので、それは性格的なものなのかな、と思いました」

 

 

テーマ2:フリーランスチームと距離と移動について

 

稲垣「PalletのHP見ていると分かるのですが、フリーランスのチームが出来上がっているんですよね。他の企業でフリーランスのチームを作っているところってそんなにないですよね?その辺の経緯などを教えて欲しいです」

 

羽山「うちは株式会社Palletという会社をやっていて、社員は4名でフリーランスで業務委託で関わって頂いている方が広義だと30名程いて、その中でもコアでビジネスパートナーとしてプロフェッショナルとして関わってくれている方が7名、その外側に27名いる感じですね。コアなプロフェッショナル達は、私たちは組織開発の仕事をしているので『研修が出来る人』とか『ワークショップが出来る人』とか、『データを取ってコンテンツを作ってもらう人』など、いわゆる人事領域に興味があって、一人で細々とやっていて(業界に対する)想いはあってもどうやっていいか分からないという人たちが、Palletを嗅ぎつけてきてくれたり、わたしがナンパしたりして巻き込んでやっています。

一人は茨城県在住ですが、他のコアメンバーは仙台在住です。今日の午前中もオンラインで週一のミーティングをしてきたのですが、基本みんな在宅ワークでオンラインで繋がって何をしたかという共有をしたりしています。場所はバラバラで問題なくて、仙台じゃなくても全然関係ないですね。」

 

稲垣「場所も距離も関係ないんだ!それは制限が外れてますね!」

 

羽山「外れてますね。もう一つ外側にいる27名の方は、組織の中で経営者をされていたりマネジメントをされている方やフリーランスの方もいらっしゃるというチームなんです。この方たちはいわゆるコーチングコミュニケーションがある程度使える『コーチ』が登録してくださっていて、我々が関わっている企業様にオンラインで伴走支援をするというのをやっています。このチームは東京の方もいれば、福岡・宮城などいろいろな所から関わってくれていて、(取引先)企業様に関しては福岡だったり大阪・滋賀だったりなど色々なところがあるんですね。面白かったのが大阪の企業様が『羽山さん、ごめん。東北の方言が分からないから東北の人はマッチングしないで』って言われたことがありましたね(笑)」

 

 

稲垣「そんなオファーが来ること自体がすごいですね。お客様もコーチ自体も距離が関係ないから、空いている人がやればいいって話ですもんね。時間と場所の制限を外したら、今後『移動』ってむちゃくちゃ無駄なモノになる可能性がありますよね。自分のお客様でも『仕事してるより、移動している時間の方が多い』と仰る方もいて、これはめちゃくちゃチャンスだなと。お年寄りにZOOMを教えるサービスで家から出ないでコロナ予防にもなり、移動時間の省力も出来る。めちゃくちゃ重要なことだと思っていますね。移動いらない。そのうち英語さえ話せれば国境を超えることは出来ますよね」

 

 

場所の制限がなくなったからこそ、今後「選ばれる場所」とは?

 

オーディエンス「僕もオンラインで働くようになって移動がなくなったんですけど、移動が無くなったことで逆にずっと家にいることがしんどいと言う人もいて、場所の制限がなくなったからこそ、これからはどんな場所が選ばれると思いますか?」

 

手島「僕は街歩きが好きで、街歩きの中で出会うどうでもいいモノやコトが無くなった時、ストレスを感じたことがありました。僕はオンラインだけでは鬱になっちゃうかなと思いますね。場所についてはアクセスがよくても、その場所が身内感・仲間感が出すぎてしまっていると入りづらくなってしまう。だから場所って雰囲気作りが大事で、利用者に一歩踏み出して頂くためのハードルを下げるということが大事だと(ONE TOHOKUで)学びました」

 

羽山「わたしはコミュニティや場所づくりに関しては使う側なので、大切にしているのは『五感』だなと思っていますね。私も便利なので、仕事はひたすらオンラインにしているのですが、気が狂いそうになる瞬間があって(笑)そんな時に行きたくなるのが松島のカフェで、そこで海を見ながら本を読みたくなるんですよね。だから五感が解放できる、ということを大切にしています。我々Palletメンバーもみんなオンラインで仕事をしているので、五感を解放しに来週みんなで丸森のサウナに行って、サウナでみんなで語るっていうのをやってきます」

 

 

Palletメンバーで丸森サウナMTGの実際の様子


 

 

稲垣「それ俺も行きたい(笑)丸森はサウナで町おこししていますもんね。確かに五感も大事ですね。場所の選び方って色々ありますよね。ワーケーションなんかも流行っていますし。お二人はワーケーションってやっていますか?」

 

羽山「ワーケーションはめちゃくちゃやっていますね!Go TOで今安いじゃないですか。だから明日から松島で2泊3日で海を見ながら仕事をしに行きます。その時わたし大きなモニターと本を持って行って、ひたすら仕事していますね」

 

稲垣「なるほど。こう見ていくと空気感や雰囲気にお金を払う時代かな、と。オンラインもオフラインもあるからこそ、関係性や場所がどんどん重要になっていってる感じがしますね。でも固定はされていませんね」

 

手島「あとは『会いたい人がいるか』ですね。僕は観光業をやっていて思うのですが、コロナの前ってどこの地域もお客様を呼ぼうと頑張っていたのですが、海外のお客様に対して東北ってどうしても歴史の深さなどでは京都には勝てない。ではどうしたら人は動くのかなと考えたところ、シンプルに答えは「人」だと思いました。この人がいるからわざわざ時間とお金をかけて会いに行こう!となるんだと思います。だから僕は『どんな場所に人が集まるか』という質問に対しては、そこにどんな人がいて、誰が集まるのかが大事なんじゃないかと思いますね」

 

羽山「確かにそうですね。前にテレワークの議論をしたときに、『わたしは会いたいと思われているかどうか』がこれからはすごく良く分かるようになるよね、という話をしていました。例えば『打ち合わせしたいです』ってアポイントの連絡があって、『オンラインにしますか』と言われるか『会いに行きますよ』と言われるかによって、会いたいと思われているかが分かるよね、と」

 

稲垣「それって今の時代コロナがあるから判断が微妙だよね。でもここから差が出てきますよね。」

 

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長くなってきたので、中編に続きます。

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