VOICE

成果の出る強い組織 -共に実現するWiLL Partner- | 後編

高い離職率を解消する一手として、トップダウン型のマネジメント手法から、社員一人ひとりの価値観に理解を示すマネジメント手法への切替えをスタートした菱光リフト東北株式会社様。企業が目指すビジョンと、自身のWiLL(意思)を自律的に紐づけて考えられる社員を増やす具体的な手法と、その意味合いとは。後編です。

 

【実施内容】
昇降機類の開発・販売を行う企業(社員14名)に対する
・全社員向け個別面談(1 on 1 面談)
・管理職向けコーチング研修
・キックオフファシリテーション
・ビジョン策定ワークショップ
・個別面談に対するアセスメントツールの提供
・今後継続的に「WiLL Partner」サービスを導入予定

 

 

良質なPDCAを回し続ける重要性

 

 

羽山:最初は木村社長と営業部長の方向けに研修を行いましたね。まずはマネージャー側の努力で職場内の安心感を上げられるよう、マネジメントの基礎に加え、コーチングの手法を取り入れた宿題を出しました。「社員の良いところに気づき引き出していく」日々の業務に戻るとなかなか大変だったのではないでしょうか。

 

木村:はい。今思えば、当時は部下に対するコミュニケーションが質も量も足りていなかったです。経営者として社員1人1人の幸せを考えることが強い組織を作るうえで大切と気づけたので、以前は聞かなかった話題を振って最初は驚かれました。研修で行った未来年表の作成も同様ですが、言葉にしてみることの重要性に驚きました。

 

羽山:未来年表では、社長が60歳のとき御社がどんな風景を創っているか、一緒に書き出しましたね。

 

木村:短期的な目標から長期的な目標まで、書く癖をつけたことで徐々に社員側の理解も進みました。会社として目指すビジョンを伝えていくのはもちろん、対話する相手への信頼も大事です。最近やっと気づきましたが、信用していない態度を取る相手の言うことは聞かないですよね。

 

羽山:感情は空気伝染します。研修直後は、まだまだ現場の雰囲気は固かったですね。最初に社長自身に未来をイメージいただいたことで、その後のキックオフでもぶれない表現が生まれました。良質なPDCAを回し続けられる成長し続けるチームになるために、まずはP―プランを明確にした形です。

 

木村:多くの中小企業の現場は、仕組みらしい仕組みもなく手探りで仕事するストレスがとても大きいです。業績は上がっていましたが、忙しさの先にあるビジョンの共有がされず、人が定着しないのがどれだけ損か。今でも感情が出てしまうことはあり、反省の日々です。

 

羽山:まずは気づけたこと、本当に転換点でしたね。WiLL Partnerの役割は、PDCA全てのフェーズに寄り添うことでPDCA全ての質を少しずつ上げていくことです。対話の量を増やし、社員1人1人の育成計画を書くようお願いしたり、全社員に行った個別面談の結果を共有したり、こちらからのお願いも多岐に渡りましたが、キックオフでの社長の涙は社員の皆さんに届いています。

 

木村:キックオフの開催は初めてでしたが、皆が一体になれた、本当にそう思えました。ビジョン策定ワークショップでもたくさんの意見が出て、最近の新人には本当に良い会社に入った、と繰り返し言われます。その度に、いやいやここ半年の挑戦なんだよ、と返していますが。

 

羽山:彼はどんなところを良い会社だと思ってくれてるんでしょう?

 

木村:中小企業には基本的に余裕がないですし、家族経営の延長で独善的な経営を行ってしまうところも多いです。社員それぞれがどんな価値観を持っているのかを知り、個人の目指す幸せと会社の目標は重ね合わせられるんだ、と社員自身が気づける環境が良いのかもしれません。

 

気持ち良い風景をイメージしながら皆でゴールを目指したい

 

羽山:最近はスタッフの皆さんはどうですか?

 

木村:おかげさまで社員皆、やる気満々です。1人1人が組織に所属している自覚が出たのだと思います。トップダウンで私が上から押し付けるのではなく、本当は皆気づいてることをどう引き出していくか。羽山さんには、大切なことを教えてもらいましたね。

 

羽山:次は社員の皆さんのモチベーションを、業績につなげていくフェーズですね。会社のビジョンを実現するために自分に何が出来るのか自律的に考えられる社員やチームを育てることが業績につながるとPalletは信じていますが、片鱗は感じられますか?

 

木村:随所に感じられます。営業1つとっても、顧客に対する細やかなお礼を欠かさないなど自律的に動いてくれているのが分かります。中小企業は、資金繰りも大事です。それでも、どうせ自転車をこぐなら、皆で気持ち良い風景をイメージしながらゴールに向かう方が良い。客観視いただく形で、今後も継続的にサポートいただけると助かります。

 

羽山:私自身も、半年前の状況から現場のリアルを知る中で、中小企業に対し継続的に外部からサポートを行う必要を強く感じました。今後も社員の皆さんから集めるアセスメントなどを通し、社員の幸福度と業績がつながっていく証明を進めていきます。「WiLL Partner」サービスの開発に思い至ったのも、社長との日々があってこそです。本当にありがとうございました。

 

半年間の段階的なサポートを通し、自律的に仕事をしてくれる社員が増えた菱光リフト東北株式会社様。最近は社員の1人が宣言した「今年中に結婚する!」という目標を皆で応援しているそうです。Palletとしても、チーム1人1人が会社の掲げる目標を理解し、自発的にじぶんの力を発揮する貢献意欲の高い状態であり続けられるよう、常に併走するWiLL Partnerとして挑戦を続けてゆきます。

 


▼今回取材させていただいた企業の情報はこちら

菱光リフト東北株式会社
〒981-3122 宮城県仙台市泉区加茂三丁目16-8
https://ryoko-lift.com/

 

▼成果の出る強い組織 -共に実現するWiLL Partner-|前編はこちら
http://pallet.work/2020/02/20/voice_12/